食洗機

いよいよ4月から奥さんが職場復帰する。心を保育園に預けて、二人が働きに出る生活が始まる。

ってことで、食洗機。店員に食い下がる奥さん。カードに入ればちょっと値引きすると店員。そんなカードいらんと奥さん。じりじりとした攻防が続いたが、洗剤のおまけで落ち着く(笑)。

そんな攻防を横目に私と心はふらふらと売り場を散歩。

食洗機、買ったはいいけど、置場がねぇ…。

心、夜9時半ぐらいに寝付く。おぉ~、早い。と思ったら、11時半ぐらいにお目覚め…。前半は奥さん、後半(と言っても少しだけど)は私で、お相手。3時半過ぎまで…(泣)。

<読了>
酒井譲. (2008). 『英会話ヒトリゴト学習法』. 東京: PHP研究所.
「~するだけで」とか「すぐ出来る」とかのたぐいではないのがまず良かった。外発的な動機で、外堀を埋めるのではなく、内発的動機を持続させるための学習法というところも面白い。そして何より、第二言語習得や外国語教育などについて一定のリサーチをきちんとしているなぁと窺えるところが、読んでいてよく分かって、よくある少ない事例の誇大表示的な学習法とは一線を画しているのではないかと。
学習法自体はおそらく英語がそれなりにできてる人がやったことがある、やっているものではないかと思えるが、それをきちんと伝える人が少なかったのかもしれない。
もう一つ、英語を学習する意味として、英語キャラを持つことの有用性について述べていた点も、一般的な「英語ぐらいできないと」とか「英語ができるとビジネスで成功する」といったたぐいの脅迫的なメッセージとは違って面白みがありました。

広島、後、神戸

広島にて、奥さんのお母さんの一周忌法要。いろいろ思うことはあるけど、うまく書けないなぁ。私のような立場の人間がいろいろ書いても、というところはあるのかもしれない。 …ならここにも書くな、と言われるかもしれないけど、自分の出来事としては大きいので、それを記す意味で書いておきたい。

奥さんと心はもうしばらく広島に残るので私だけ帰神。新幹線、地下鉄、阪神で家に帰るのは初めてだったが、まぁ悪くはないか。

前任校の部活の追コンがあったもよう。5年生の学生が「あるんですけど来ます?」ってメールで言ってくれた。言ってくれただけで幸せな気分になりました。ありがとう。いよいよあの学年が卒業なんだなぁ。

<読了>
山田雄一郎、大津由紀雄斎藤兆史. (2009). 『「英語が使える日本人」は育つのか? 小学校英語から大学英語までを検証する』. (岩波ブックレットNo.748). 東京: 岩波書店.
帰りの新幹線で読む。最初に山田先生が戦略構想への疑義を唱え、3人がそれぞれの提案をあげつつ、鼎談において3人が意見を交わしていく、という形式。3人に共通して、1)言語の学習には母語であれ外国語であれ基盤となるものがあり、それをきちんとしましょう、そのためには母語をちゃんとしたらいいのでは、言葉への気づきを促せばいいのでは、ということ、2)言語の学習ってそんなに楽なもんではないよ、と知っておきましょうということ、3)きちんとした教材づくり、人材育成に努めましょうね、という点。すべて真っ当で、間違っていないよなぁ、と納得しながら読む。なぜこの真っ当な主張が広がらないのかなぁ、と大いに疑問。

入試

本日は入試、ってことで、受験生がたくさんいた…。帰りも終わったばかりの受験生がたくさんいた…。

私は監督とかはなかったので、先日のPEPの報告書をどう書くか、前年の報告書を読んで悩んでいたりした。

<読了>
田村明子. (2008). 『英語がうまくなる人 ならない人』. (生活人新書). 東京: NHK出版.
英語がうまくなる人、ならない人を筆者の経験からまとめたもの。これといった新しいものはないけれど、どれも「まぁそうだわなぁ」と思う要素。うまくなる人、へのきっかけ作り、動機付け、が教育に求められている部分でもあるんだろうけどなぁ、と。
留学してもその時間を無為に過ごしてしまっている人の描写にはうなづくところが多かったなぁ。その辺は、『留学で人生を棒に振る日本人』にも事例がいろいろと書かれていたけど、それでもなお「留学(ホームステイ)=英語ペラペラ」幻想が根強いからなぁ。

よい空気を作れるか?

シラバスをいじったり。後期の反省をどう組み入れていけるかなんぞを考えてみたり。

昼は定例会議。3月の予定などを確認。

帰りにチャイルドシート(ベビーシート?)を物色。ちょっとおっきくなると、えらく作りが簡単になるなぁと。3つぐらいの候補の中でさんざん悩んだ挙句、購入。今までのバックルタイプからインパクトシールドに変わるので、多少慣れるのに時間がかかるかなぁ。ぐずらないでね。

<読了>
本田哲也. (2009). 『戦略PR  空気をつくる。世論で売る。』. (アスキー新書). 東京: アスキーメディアワークス.
商品の広告を打つ前に、それを購入する「空気をつくる」。この人物が適任であると投票する「空気をつくる」。ということで、最初は情報操作とか扇動とかっていう、筆者が指摘するところの誤解をしていたのだけど、実際、こういう戦略っていろんなところにあるなぁと。製品や人間を売り込むだけでなくって、いろんな物事に関して説得力があるっていうことは、まず「空気」が醸成されている上でないとかなぁと考えた。学会発表しかり、論文しかり、授業もそうだろうか。敷衍し過ぎかな?

キャンペーン中

土曜日。今日はPEP2の大半の学生がオーストラリアに飛び立った日。淡路での頑張りをそのまま持って行って欲しい。日本に残った学生も負けずに頑張って欲しい(淡路であれだけ出来た訳だから、日本に残っていても絶対出来る!)。

で、私はというと、博士課程後期の入試日なんだけど、後期は担当外なので、今日はお休み。奥さんの習い事日ということで、心とお留守番。

超夜型になった心の体内時計を昼型に戻すべく、午前に公園、午後に阪神電車を見に散歩、と活動を入れる。結果、少しだけましになったかなぁ、という程度。毎日振り回されております…(苦笑)。

日曜日。今日も心の体力を奪うぞキャンペーンで、三宮に出てボーネルンドで遊ばせてみた。結果、こっちが疲れた(泣)。

<読了>
田邉祐司、ティモシー・ライト. (2009). 『1日3分 脱「日本人英語」レッスン』. (朝日新書) 東京:朝日新聞出版.
『Asahi Weekly』の連載記事の新書化。表現や文法的知識はあるが、実際に使うと怪訝な表情をされる、やりとりがぎこちなくなる、と言った経験は多くの人があると思う。そうした知識は語用論に基づく知識が不足しているために起こると著者は述べており、その知識を「運用知」と名付けている。こうした運用知を必要とする事例を集めてネイティブの意見も含めながら解説しているものが本書。
作文を見てても、スピーチやプレゼンを聞いていても、何かがひっかかる、そんな時は往々にしてこの運用知に問題がある時ではないかなぁと思う。それって、うまく教育の俎上にのっけられないものかなぁ。こうした書籍を通して、自らの経験から、教員などがエピソード混じりに説明、ぐらいしか思いつかないんだけどねぇ。この辺、語用論的能力を育成する指導に向けての何かアイデアがあればいいなぁと、考えながら面白く読めました。

おっと

追試の連絡を事務の方にすると、対象者の日程が難しくなるかも、との連絡。むむっ。来週中で調整を依頼してみるが、対象者との連絡がうまく取れるかどうか、心配。こういう時は大学って大きいのね、と。前任校だと放送で呼ぶ、担任に連絡、という手が使えたのだけど…。

ともかく、頑張ってほしいなぁ。

CALL教室の動作確認…と言っても私はいるだけ。結局不具合が見つかり、後日再度動作確認をすることに。この辺のこともちょっとずつ勉強しないとなぁ。

<読了>
西原理恵子. (2009). 『この世で一番大事な「カネ」の話』. (理論社YA新書). 東京: 理論社.
筆者のこれまでを振り返りながら、はばかられてきた「カネ」の話を正直に語ったもの。仕事に関する以下の記述が印象に残ったので引用。
「 でも、こんなふうに考えてみたらどうだろう。「やりたいことがわからない」、その問いに向き合うためには「カネ」という視点を持つのが、いちばん、シンプルに見えてくるものがあるんじゃないか。
(中略)
 「カネとストレス」、「カネとやりがい」の真ん中に、自分にとっての「バランス」がいいところを、探す。
 それでも、もし「仕事」や「働くこと」に対するイメージがぼんやりするようならば、「人に喜ばれる」という視点で考えるといいんじゃないかな。自分がした仕事で人に喜んでもらえると、疲れなんてふっとんじゃうからね。」(197‐198)」
他にも、「最下位には最下位の戦い方がある!」とか印象に残ったことばが結構あって面白かった。ホント、よりみちパン!セは大人もしっかり読める面白い本を出してるけど、配架場所が児童書籍の場所で探しづらい(苦笑)。

最後の夜間

今日のテストで金曜日の夜間は終わり。最終的には2人だったけど、その分小回りが利いて、取り上げるネタも時事ネタ中心で(私だけ、かもしれないけど)楽しくできました。

今日はテストだったので大変だったろうけど、これからの専門などの英文講読などにこの経験が生きてくれれば幸せだなぁと思います。

<読了>
越智道雄町山智浩. (2009). 『オバマ・ショック』. (集英社新書). 東京: 集英社.
オバマ本が売れておりますが、その中ではちょっと感じが違うのではないかなぁ、と他のオバマ本を一切読んでないくせに思いました。対談本なのだけど、オバマ大統領就任に至るアメリカのこれまでを歴史的、文化的、映画的に縦横無尽に切っていったって感じで面白く読めました。

町山智浩. (2009). 『キャプテンアメリカはなぜ死んだのか』. 東京: 太田出版.

年末年始あれこれ(その1)

年末年始で積読を消化しようと思ったのに、結局マンガ『鈴木先生』を読んだぐらい。『街場の教育論』を読みかけ…。

他には、DVDで『おいしいコーヒーの真実』を見たぐらいか。以前教科書で児童労働の話を扱っていて、それがらみでもこの映画は気になっていたので、面白く見れた。コーヒーなどの製品を見る時には気をつけてみようと思う。

ちょっとお隣へ

今日は第41回近畿中・高・大英語教育連絡協議会がお隣の神戸松蔭女子学院大学であったので、徒歩で行ってみた。なんか既視感があるなぁと思っていたら、ソフトテニスの研修会で来てた(笑)。

中・高・大の公開授業があったのだけど、中・高の様子を多少なりとも理解するためという目的が私にはあった。いろいろと思うところはあったのだけども、研究協議は失礼してスキップしたので何がコメントされていたのかは分からない(ごめんなさい)。とりあえずの第一印象としては、良くも悪くも実態をかなり反映した授業だったのでは、という感じでした。いわゆるコミュニカティブという感じでない部分もあり、また「達人の技を使って」というものでもない、比較的オーソドックスな、という感じ。うまく表現できてないかもしれませんが。ともかく自分の授業と重ねつつ、考える機会が持てたことは大きかったかと。

研究室に帰って予習プリントチェック。

帰りにジュンク堂に寄って、『広告批評』の11月号を。毎年この号は「世界のコマーシャル」を特集して、カンヌでのCMをCDROMで付録につけてくれている面白い号なのでいつも買っている。来年4月で休刊が決まっているのでこれで終わりになってしまう。いろいろと授業で使えそうなものもあると思うので、来年度辺りはまとめてCMを扱ってみるのも面白いかもしれない。

後は話題だとされている『日本語が亡びるとき』を買った。楽しみ。

ついでに、The Scriptのアルバムも購入。ちょっと前にFM COCOLOでパワープレイされていたので、耳に残っていたのと、NHK BSで World Rock Liveという番組の中で “Live from Abbey Road” が放送されていて、その時に聞いたのが印象に残っていたのが、購入のきっかけ。

早く予習プリントのチェックをせなあかんのに、気分転換ばっかり、って定期試験前の高校生みたい。

だいぶんためこんだんだけど(その2)

5/10~16
15日にLET関西春季研究大会に参加…。でも午前で抜けて、田頭くんと色々お話。ちょろっと梅田によてキャンプ用品見たりもしたけど(苦笑)。

5/17~23
うーんと、なんか一杯詰まってきた感じだったと思う。うーん。

5/24~30
28日キャンパスクリーンデー出た。移転してから初めてだったと思う。それでもゴミは出るもので、結構たくさん集まってた。

29日(土)
研究打ち合わせ@広島。田頭先生との語用論関係の共同研究打ち合わせ。今年度の方針を詰める。面白そうな実験をやれそうなので、それに向けて文献の整理と準備をすることで方針が固まる。なんか面白かった。打ち合わせ後には、かねてから行ってみたかったビール専門のパブへ(これが主目的とかではありません)。

5/31~6/4
アドバンストが面白い。
2日奥さん遅いので、私がご飯、お迎え、お風呂係。疲れた。
3日会議長い。
4日授業(というか中間テストとかの)準備。学会お手伝いの準備。うーん、要領悪い。手際悪い。凹む。

そんなこんなで
読了
『残念な人の考え方』