今回の達セミで私が感じたことを大きく2つでいうと、1)入力の訓練、2)教師の側の研鑚、となりそうです。
1)入力の訓練
ICCの鹿野氏による講演は、何度も音読を(飽きさせずに)繰り返すことで、「音→文字→絵」を繋げる(=にすると氏 は述べていました)ことになる、という言には納得できるものでした。そして、その講演での技法を中学校現場である程度実現したのが次の川村光一先生の弾丸 インプット、超弾丸インプットだったと思います。そこに、情意的側面をプラスしていたのが、English SalonやChain letterという活動になっていたと思われます。
2)池岡先生の電子辞書の指導
テクノロジーが教師を追い越して、しかも教室で教具として入り込んでいる状況には、なんらかのケアが必要である、と感 じた。でもいつの日か、電子辞書入りのパソコン(PDAでもよいけど)を持ってきて、「ノートです」と言い張る生徒が出てくるんだろうなぁと恐くもありま すが…。
今まで、そもそもの辞書指導が行われていたかどうかは定かではないが、こうした指導は必要であるように思う。ともかく、現在の教師において、こうしたメディアの使用方法をきちんと理解した上で、その使い方を選択肢として提示できる能力が求められるのは間違いないであろう。
今のご時世では、携帯の使い方は教師が生徒に聞いた方がいろんなことを教えてくれるのではないであろうか。電子辞書の生徒の使い方を観察し、そこから新しい使い方を学ぶことができるかもしれない、とも思った。