【研究メモ】初心にかえる【イント話】

ずいぶん前の動画にはなりますが,Peter Roachがdiscourse intonationについて利点と欠点の両面から話をされた部分です。


ふと思い出して再度見てみました。

動画であげられていたdiscourse intonationの利点と欠点は次の通り。
<利点>
1)談話分析との関連
2)双方向のやりとりを観察
3)教育的利用が容易
4)他の英語アクセントへの適用が容易 (pとrというラベルを適用することが,という意味で,「上昇が…という意味」を適用するのではないということ)
<欠点>
1)他のイントネーション要素を捨象している
2)他の韻律要素を捨象している
3)他の英語アクセントについての研究がない
4)記述がややこしい(とは言え,動画の中ではTOBIよりはいいのでは,みたいな話をしていたけど)

欠点の1)と2)は深刻なのだけど,その辺をどう補うことができるか,といったところを考えつつ,教育的な活用ができるのではないかなぁというのがずーっと考えていることなんですが,どうしたもんかとまだまだ悩んでいます。

でも,David Brazilのdiscourse intonationは卒論からのおつきあいで,初心にかえることも必要だな,と。

KELESセミナーでお話しさせていただきました

12月18日(日)に龍谷大学・大阪梅田キャンパスにて開催された,関西英語教育学会KELES第24回セミナー(大阪・兵庫地区)にて,「実践!英語のリズム・イントネーションの指導」と題してお話をする機会を得ました。

門田先生と里井先生にはさまれての緊張の体験でございました…。

使用スライドを公開しておきます。ご質問・コメント等ございましたら,よろしくお願いします。