【研究メモ】60th RELC International Conferenceにて口頭発表をしました

2026年3月9日(月)に、60th RELC International Conferenceに参加しました。今回は第60回ということで、発表件数も多かった上、日本からの参加者もかなり多かったです。

そちらで共同研究者の磯田先生、鬼田先生と”Integrating prosody into reading comprehension: A high school classroom practice” と題した口頭発表を行いました。

発表の内容は、発音指導と他技能の統合の一環で、リーディングと発音の統合を目指して中等教育学校で指導実践を行ってきた成果をレポートするというものでした。教科書本文もリーディングのところに帯学習としてリーディングを行うという、指導において、音読や文法・語彙・論旨などを問うQ&Aや、英問英答での読解を推進させていく、という取り組みでした。pre-、post-の形で、英問英答への回答を分析対象としました。問いへの答えとなる英文に対して、どこがもっとも強く読まれるかに○をつけ(筆記)、その英文を読んで録音する(音声)というデータでした。

筆記と音声との間に大きなズレがあったpreに比べ、ズレがなく筆記と音声とが一致しているpost、という結果には、一定の指導の効果が示唆されました。ただ、postでの一致数は満足するほど多いものではなく、文末に核配置がなされることが多かった点は、今回のような帯学習による比較的暗示的指導よりも、もっと明示的に核配置があった方がよいのではないか、という結果でした。とは言え、リーディングと発音指導の統合には一定の成果があったものと思われ、発音指導を各所に染み込ませていく狙いはある程度果たせたのかなぁと思います。

こちらの学会は今回で通算4回目となりました。発表だけでなく、その前後で共同研究者とじっくり話せるのが大切だなぁと感じた学会でした。使用したスライドは以下の通りです。ご関心の向きはご覧になっていただければと思います。

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