午後に前任校の明石高専に行った。成績資料などの引き継ぎをするために私の後任の先生を訪れるため。
魚住駅に着いた際に、駅舎の高架化工事がほぼ終了しており、もうすぐ完成しそう。いよいよ南側から降りることができるのかぁ。と確実に時が過ぎていることを実感させられた。
引き継ぎやら、お互いの近況報告などを終えて、食事でも、と駅に行くと、見覚えのある学生さんが結構いた。みんな元気に頑張ってるのかなぁ、部活の帰りかぁ、など、これまた自分がここから離れたことを実感してしまいました。
自分は今いるところでもっともっと頑張らんとなぁ、と思いを新たにし、不思議な感覚に包まれた一日でした。うーん、なんだかうまく書けないなぁ。
<読了>
中原淳、長岡健. (2009). 『ダイアローグ 対話する組織』. 東京: ダイヤモンド社.
企業や組織の中のコミュニケーションの問題を取り上げ、議論や会話などとは異なる社会構成主義に立脚した「対話(ダイアローグ)」によるアプローチが学びにつながるというもの。ビジネスの文脈で語られてはいるが、もちろん、教育現場にも十分に落とし込めるなぁと考えながら読みました。「教員組織の学び」として捉えるのもよし、「学習者の学び」として捉えるのもよいだろうなぁと。
英語教育の文脈でよくある「達人の技を伝授的ワークショップ」などで起こっているコミュニケーションはどうなっているか、一方通行になっていないか、対話になっているか、と考えてみることは面白いのではないだろうか。別にワークショップを批判しているのではなく、「情報を有形のものとして伝達する」ことになじんでしまった教育現場で、同様の形で情報を得ようとワークショップに集まる、というループに陥ってしまってはいないか、と警戒しておきたいところ、とでも言えるかな。そんなことを考えさせてくれた一冊。