【研究メモ】北海学園大学英語教育研究会第4回研究会セミナー

北海学園英語教育研究会主催の「北海学園大学英語教育研究会第4回研究会」にて,特別セミナー「もっと授業にプロソディ指導を!」を行いました。

前半は,私が担当して,提案する原則の基盤と言えるところを説明しました。後半は,共同研究者の磯田先生が,その提案を用いて授業実践に活かすにはどうすればよいかについてお話しました。

教員の方々,教員志望の方々に聞いていただき,タイトル通り授業でもっとプロソディ指導が取り入れられることを願っております。

発表時のスライドと配布資料を以下に置いておきます。よろしければご覧下さい。

個人的には,北海道はまだ2回目で,ろくに観光もしていないのですが,とにかく食べ物が美味しいので,2回とも充実した札幌滞在となりました。

2014年の振り返り

2014年も終わって2015年となってしまいましたが,「1年の振り返り」をしてみたいと思います。一応,これまでの通り,観点は以下の通り。

1) 授業、2) 研究、3) センター内業務・学内業務、4) 家族、5) 趣味

1) 授業
少し型ができてきたのもあり,逆にそれに拘るというか,凝り固まるような感じが出てしまい,動きが柔軟ではなくなってきているような感覚を覚えてしまいました。

良かったこと

悪かったこと

2) 研究
うーん,2014年は辛かったなぁ。業績内容というよりも,その動き方や進め方で,自分の力の無さを痛感しました。

3) センター内業務・学内業務
ちゃんとできていませんでした。本当に申し訳ない思いでいっぱいです。

4) 家族・など
2014年は私自身が本厄で,奥さんは育休明けの職場復帰,息子は小学校入学,娘は保育園入園(入れず結局保育ルーム),という激動の一年でした。

また,何よりも辛かったのは,年明け早々から闘病していました父親が6月に他界したことでした。もっともっと息子と娘の成長を見守って欲しかった。もっともっと父と話しがしたかった。

ぽっかりと空いた心の穴は埋められることなく,もっと深くえぐってきました。

それは,更なる辛い別れでした。「大学時代の後輩・大学院時代の同級生・同門の研究者・同業者」である前田啓朗先生の突然の死でした。愛憎渦巻く…とはよく言ったもので,彼にはいろいろと思いはあるのですが,彼がいなくなってから此の方,何か心の中がふわふわした毎日になってしまいました。

5) 趣味

途中だけど,ここで一旦出しておく。

二回目

先週21日に、「平成25年度神戸大学附属中等教育学校授業研究会」にて指導助言者として参加しました。毎度ですが、指導も助言もできない人間にそのラベルを貼るのは本意ではありませんが、授業を見てちゃちゃを入れるという立場であると捉えておりますので、そういうことをしました。

前回の11月末を経て、年末・年を越してから数回、授業を見させていただき、前の週にも見てはお話を重ねてきました。私の方の立ち位置はあまり変えることなく、「インプットを確保しつつ、学年間の関連を持たせる・筋を通す」ことを意図しつつのコメントしておりました。ま、うまくできたかどうかはまた別問題なのですが…。

それにしても、このような外の立場で、授業について何か言う、というものは大変に難しく、それでいてとても面白いものです。もっと先生方に役立つことを言いたい、したい、と思うのだけど、干渉になってもいけないし、そもそも役立つことを言ったりしたりできてるのか、と言われると…(泣)となってしまう。

ともかく、よい経験をさせてもらいました。続けてお声を掛けてもらえるよう、勉強を続けたいと思います。

2013年の振り返り(追加)

2013年の振り返りで追加を。

後期に入って,11月末に開催された,附属中等教育学校での国語科と英語科との共同での研究会に,指導助言者として参加しました。「指導助言」はできはしないのですが,そのようなラベルが貼られているだけで,私としては,先生方と一緒に考えて,何か外からの目で言えること,何かしらのきっかけづくりになることができれば,と思って参加しました。

かといって,11月末の研究授業を見て,何やらコメントを…というのも自分としては納得できませんでしたので,無理を言って,可能な限り授業をたくさん見させていただくことにしました。たくさんと言っても結局双方の都合が合うタイミングで,なのでそれこそ月に2,3回というところなのですが,授業を見ては話を重ねていきました。

全体のテーマとしては「リスニングのインプットをどう増やしていくか」ということでしたので,各学年において筋を通しつつ,学年間でどう一本背骨を作っていくかというところを考えようと努力してみました。

私にとっては(そのネーミングはともかくとして)「指導助言」者は初体験でしたので,よい経験をしました。そして,私自身が一番,授業を見て,勉強をすることができました。もっといろいろと感じたことを書きたいのですが,まだまだ整理されていないので,今後追記していきたいと思います。

2013年の振り返り

2013年も残すところ数日となりました。恒例の(って昨年してないけど)「今年の振り返り」をしてみたいと思います。観点は以下の通り(で恒例なんですよ,繰り返しますが)。

1) 授業、2) 研究、3) センター内業務・学内業務、4) 家族、5) 趣味

1) 授業

前期のリーディングが形としては結構機能したと思ったので,後期に別のクラスでやってみるといまひとつ機能しなかったり…。ライティングはがんばって書いてもらって,個別でコメントを返すことができている点は(私的には)収穫。目に見えて文章が厚みを増すのを確認できるのは嬉しい。
オーラルの方は前期に頑張っている姿をよく見れたので似たような形を後期にもってきた。後期のオーラルは人数が少なかったので,その分目が行き届いてとても良い。最後の発表をがんばって欲しい。
アドバンストは,こじんまりしたサイズと,今年から採用したテキストがコンパクトで良かったかな。あとは教室の感じがよいのもいいかも。もっとがっつり厳しくやってもいいのかもしれないけど。

2) 研究
自分自身はどうだったかはよく分からないけど,いろいろあったようには思う。いろんなプロジェクトに参加させてもらって何かをやっているっていう感じ。

音声関係

a)プロソディ的てがかりと知覚・産出の関係
こちらのプロジェクトは,昨年度にデータを取ったものを分析をし,1月にNINJALでのICPP2013のポスター発表の第3筆者に,10月にJALTで口頭発表を行うことができた。
b)外国語訛りの知覚への影響
こちらのプロジェクトでは,私は足をひっぱりまくりなのだけど,代表者のリーダーシップのもと,音声の明瞭性・理解性あたりで少し情報提供をした。2014年1月頭に代表者がHICEで口頭発表を行う予定。もう少し貢献しないといけないのだけど…。
c)プロソディの指導に関して
これが本分というか,やりたいことなんだけど,これで一応科研を申請してみている。通りますように…。

語用論関係
a)語用論的意識科研
長引いていたPLL13がようやく日の目をみたのは嬉しいこと。ただ,この共同研究は残念ながら頓挫してしまった。昨年の夏の発表を,データを増やして検討しようという方針を3月に立てて,今年の夏にもっていけるかと画策したが,うまくいかず。最終年度ということもあり,それをなんとか形にしたい。
b)ポライトネス関係
プロジェクトに参加させていただくことになった。コーパスから表現を拾い上げていく作業をしていく中で,また,話し合いを重ねるにつれ,少しずつ具体的になっていっているような感じはある。

学会関係
関西英語教育学会では,今年もいろいろとお手伝いをさせていただいた。最近はつぶやきで中継をする係みたいになっていなくもない(苦笑)。

あと,今年も査読をいくつかさせて頂いた。よい論文になりますようにという願いを持って臨んではいるのだけど,難しいなぁ。

3) センター内業務・学内業務

あんまりちゃんとできなかったように思う。いろいろ後手後手になっている。もう少し信頼を得られるようにはしたい。

4) 家族・など
娘が1歳を迎え,息子は6歳に。二人とも,怪我をしたり,病気をしたり。当たり前と言えば当たり前なのだけど,ぶんぶんと振り回されたなぁ…。それでも,今元気に過ごしているのを目の当たりにできるのは幸せなこと。また今年も振り回されるんだろうなぁ…。でも,できるだけ健康でいて下さいね。

とある頭を悩ませてきた件は,形の上では決着したものの,私の中ではモヤモヤが募る一方。ある意味予想通りの展開だったりもしたが,やはりきちんとけじめをつけきれていないとの思いが強い。こういうことはあるんだけど,事の進め方ややり方に憤りを感じている訳で。

5) 趣味
何が趣味だったのかなぁ…。映画は見れてないなぁ。数本で,DVDが大量に積観の状態。音楽はここへ来ていろいろ雑食に聴いてはいるかな。NZのアーティストが豊作の今年。

KELESセミナーでお話しさせていただきました

12月18日(日)に龍谷大学・大阪梅田キャンパスにて開催された,関西英語教育学会KELES第24回セミナー(大阪・兵庫地区)にて,「実践!英語のリズム・イントネーションの指導」と題してお話をする機会を得ました。

門田先生と里井先生にはさまれての緊張の体験でございました…。

使用スライドを公開しておきます。ご質問・コメント等ございましたら,よろしくお願いします。

2010年の振り返り

前にもしたけど、2010年を振り返る。観点は同じく以下の通り。

1) 授業、2) 研究、3) センター内業務、4) 学内業務、5) 家族、6) 趣味

1) 授業
 共通教育の授業では、前期にリーディングⅢが2つ、オーラルⅠが1つ。オーラルⅢがⅡつ。アドバンストも1つ。いずれもこれまで通り、1)読んで訳してにしない、2)予習をきちんとやってもらう、3)ペアやグループで話す(書く)、をモットーに。

ただし、リーディングでは、少し雰囲気を変えて、『文学で学ぶ英語リーディング』を用いたので多少訳の要素は入ったけど。文学だからと言って読んで訳して次当てて、みたいにはしたくなかったので、その点では工夫をした。また、グループ発表なども多く取り入れて受容だけでなく発表にも力を入れてみた。

オーラルⅠでは、アカデミックスキルを強調して、講義ノートを取るなどの作業が中心に。最後には、TEDのビデオをサマリーしてプレゼンするという課題を実技試験として課した。

アドバンストでは、TMBGの “The alphabet of nations” をテーマソングに据えて、昨年度と近い進行具合で実施した。教員がぐるぐる回る形で、発音カードのチェックにも多く時間を割いた。が、やっぱりまだまだ厳しい教員にはなりきれていない。もっときちんとしないと。

後期はオーラルⅡが3つだけど、2つと1つに教材を分けてみた。 2つの方はここ数年やっているニュースを扱ったもので、ニュースキャスターゲームを実技試験に据える。1つの方は、歌を扱ったものを教材として取り上げ、実技試験はアーティストへのインタビュー(アクターズ・スタジオ・インタビューみたいな感じ)を据えた。

全体を通して思い返すに、自分なりには挑戦してみたつもりだけど、実際フタを開けてみると割とフォーマットとかは同じようなところに落ち着いてしまう。もっともっと練習ができて、もっともっと厳しくしないといけないなぁと痛切に感じる。

大学院の方は、前期は広く浅くで応用言語学の概論書を。後期は発音指導の概論書。ま、どっちも概論書なんですが。前期の方は、相変わらず仕切りの悪さが足をひっぱり、学生の議論を引っ張ることも促すことも十分にできなかったのは残念。後期の方は、話が具体的なだけに、それなりに議論にはなった。後は今期は指導案を考えたり、それをどう評価するか、などのレポートも取り入れることができたのは良かった。でも、概論からもっと踏み込むにはさらなる工夫が必要かなぁと。

ゼミは、ずーっとウンウンうなりながら、M2が修了を迎えようとしている。うーむ、あれもできたのに、これもできたのに、と反省ばかり。また、4月から新しいゼミ生を迎え、こちらもウンウンとうなりながらのスタイル。でもゼミ生が複数になることによって起こる化学反応には面白いものを感じつつ。

2) 研究
お世辞にもやった、とは言いがたい。でも、懸案となっていた科研に通ったのは収穫。

音声関係
昨年度にお話頂いた先生にお誘い頂き、研究会に参加させて頂く。発表の機会を頂き、発表するもボッコボコ…。とりあえず今までやったことがダメだったんだなぁと。でも、着眼点までは否定されていなかった(と思う)ので、それにしがみつくしかないのかなぁ…。

語用論関係
田頭先生@広島大との共同研究。磯田先生@広島大にも加わって頂き、昨年書いたものを整えてJALTに出して、紆余曲折あったものの、なんとか受理された。2011年に出版予定。同じトピックで申し込んでいたPLL18にて口頭発表。こちらも論文化して、PLLに送っている。

その後、語用論的能力に関して、反応速度の観点から見るのはどうか、ということで、話を進めようとするが、ちょっと頓挫している。

学会関係
全国英語教育学会大阪研究大会のお手伝い。予稿集担当だったのだけど、サポートして下さった先生方のおかげでなんとか無事に編集でき、出版できた。大会当日も、いろいろごそごそ。
また、そのちょっと前には、PLL18のお手伝いも。自分たちの口頭発表もあったけど、こちらで国際大会の雰囲気を感じることができたのは面白かった。

査読をいくつかさせて頂いた。やっぱり「自分なんかがしてもいいのか?」の自問自答は変わらず。経験ではあるけども。

3) センター内業務
4) 学内業務
5) 家族
6) 趣味

26から8月7日まで

とりあえず簡単に。また後から書き足します。
26日
Jackie来神。言葉の心配なんて全くなし(当たり前か・・・)。人見知りもせず、むしろなつきすぎ・・・。

27日
Jackieと過ごし、関空日航ホテルまでお送りする。
28日
アドバンスト最終。さみしいもんです。ゼミ、リハ的な感じで。
29日オーラルⅢ実技。教室を変更して実施。がんばってくれたグループが多かったのでうれし。
30日
会議。お勉強。
31日
院の構想発表。ゼミ生の発表も含む、でこっちが緊張。いろいろ課題が見つかる。昼にPEPの授与式。これからも授与式がたくさんあるといいな。
8月1日 
うわぁ…8月だ。ガーデンズで、奥さんの誕生日プレゼントを。ちょっと早めだけどおめでとう。
2日 
シンポジウム参加。複言語主義に関するもの。いろいろと考えさせられる。
3日
会議。お勉強。途中で抜けて、リーディングⅠとⅢの試験。結構簡単だった模様。途中退出多し。
4日
研究室の引っ越しがあるので、梱包作業。学会でこちらに来ている田頭先生@広大がこちらに来てくれて、週末の学会の打ち合わせ。家に寄って食事。心とたわむれてくれる。
5日
奥さんの誕生日。だけど、会議。お勉強。帰りにケーキを買って帰る。歳の数字のローソクは喧嘩を売ることになるので買わない(笑)。
6日
学会。LET@流科大。ゼミ生がらみの発表、石川先生がらみの脳科学の発表などでお勉強。久し振りに三浦先生と会う。今日から奥さんと心は里帰り@広島。なので帰っても一人。
7日
学会準備で資料印刷など。夕方の特急で鳥取へ。降りたら同じ車両に石川先生が乗ってた。別の車両には沖原先生も。さながら学会列車、こわぁ…(笑)。ホテルで少し休んで、田頭先生@広大と合流、食事。帰って発表打ち合わせ…と思いきや、呼び出され、痛飲。

連休まとめ

5月1日
会議。うーん…な解決策に、もやもやと。でも、センターの動きとしては間違っていないと思う。

奥さんの体調はいまいち。

2日
広島から奥さんの妹一家来神。心は双子のお兄ちゃんと遊べるのでめちゃくちゃご機嫌。

3日
須磨水族園に行くことにした。私自身は小学生の時以来だろうか。須磨あたりをうろつくこと自体がおそらく10数年以上振りだろうからなぁ。

最初の大水槽を見た心のはしゃぎぶりで、とりあえず連れてきて良かったと。

タッチプールとかいう水槽で、ヒトデやナマコがいたけど、心は臆せず触ることができた。どっちか言うたら私の方がナマコを手に取るのはちょっと気が引けた(苦笑)。

昼食の後、イルカショーを見ようと会場へ。すごい人、人、人。ショー自体は思った以上に楽しかった。が、心は何やらごそごそしてほとんど見てなかったそうな…。後からパンフのイルカに激しく反応、って遅い!

4日
元町に出てお買いもの。妹夫婦二人でお買いものに出れるよう、奥さんと私で双子と心をボーネルンドに連れて行きめっちゃ遊ぶ。知らない間に私が鬼か怪獣になっていたらしく、「来たぁ~」とか言われて逃げ惑われる…。ま、追っかけますけど。ってことで、ずいぶんと疲れた様子で、寝てしまい、子供を抱っこしたままのショッピングはつらいと早めの帰宅。

帰宅後、公園へ。そこでも遊ぶ遊ぶ。

5日
一家最終日ってことで、どうする?と悩んだ結果、IKEAへ行ってみたいと。家具や小物を物色しながら、子供はいろいろと家具のディスプレイで遊んだり、要所要所にある子供用の遊び道具に興じたり、ってことで、結構楽しめた。ご飯もそこで食べて、妹一家新神戸に送った。新神戸は送り迎えの車で一杯で、改札まで行けなかったけど、そこでお別れ。また来て下さい。

6日
お疲れモード、だけど翌日からの準備やらなんやら。結果、この連休はゴールデンだったってことかなぁ? ま、心は楽しんだはず。